【新唐人2014年8月12日】最近、北京市で起きた強制撤去が注目を浴びています。これはAPEC(エーペック)開催のための「メンツ工事」だそうです。
7月31日から、北京市朝陽区の沿道で、新聞スタンドが強制撤去され始めました。すでに72のスタンドが撤去されています。
「北京青年報」が取材した新聞スタンドの持ち主は、昼に知らされて、深夜に撤去されましたが、根拠を示す文書、あるいは説明は一切なかったそうです。もし抵抗すれば、連行されます。
新聞スタンドの持ち主
「朝陽区政府のかけ声で、『国貿』を中心に数キロ範囲で、新聞スタンドを新聞販売機に変えています。メンツ工事のために、文書も示さず撤去しています』
事件は高い関心を呼んでいます。世論の圧力を受けた朝陽区政府は10日、「基準に達していない新聞スタンドを移動させたり、改善させたりしただけで、撤去はしていない」と反論しました。
しかし、朝陽区和平街の「城管」、つまり治安要員は、撤去したことを認めました。
朝陽区和平街 城管分隊弁公室職員
「APECのための撤去ですよ。区長も行きました。隊員は夜残業ですよ」
北京の報刊零售公司の統計では、新聞スタンドの強制撤去による直接的な損害は数百万元に上るうえ、新聞スタンドの持ち主は失業し、暮らしに困っています。新聞スタンドの付近の住民も、新聞を買えなくなりました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/11/a1129627.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)